弊社ではスクラップ材料および使用済み部品両方を対象とした回収プログラムを提供しています。これはお客様が簡単に廃棄を行えるようにするとともに、業界全体での持続可能な生産に貢献しています。
弊社では製品のライフサイクル全体に変化をもたらせるよう全力で取り組んでおり、お客様とのパートナーシップは単に樹脂材料をアイデアと組み合わせることだけに留まりません。お客様は様々な廃棄物や使用済み材料を簡単に廃棄できる方法を必要としています。このニーズに対応するために弊社では、生産スクラップだけでなく、寿命末期部品も含め、特定の材料を対象とした安定した回収プログラムを提供しています。
弊社のリサイクルサービスは、製品の循環型ライフサイクルに貢献しています。回収プログラムを通じて、UHMW-PE(超高分子量ポリエチレン)、カーボンファイバー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)およびその他多数の先端高分子などの材料を含む廃棄物を変換し、スクラップや使用済み部品を処理して、高品質、高機能の製品として流通チャネルに戻すことができるようにしています。弊社のエンジニアリングプラスチック素材の包括的ポートフォリオには、そのような業界をリードする材料が多数含まれています。
リサイクルプログラムによって作成から再利用、再販売まで行うことで、広範なポートフォリオに含まれる熱可塑性樹脂およびカーボンファイバーのライフサイクルを確実に延ばすことができます。
高機能部品の設計と生産の支援だけでなく、包括的な廃棄およびリサイクルサービスによって、製品のライフサイクル全体でお客様をサポートし続けます。弊社のチームは、お客様のニーズを満たすようなスクラップおよび使用済み部品対象プログラムを開発しながら、弊社のKAITEKIという信条を守ります。これは、弊社製品に対してライフサイクル全体で責任を持ち、環境フットプリントの削減に全力で取り組みながら、お客様も同様のことを達成できるよう支援するというものです。
弊社では、熱可塑性樹脂およびカーボンファイバー素材の廃棄物を処理する社内技術を利用し、スクラップ材料、生産廃棄物、欠陥部品を回収しています。弊社の包括的プログラムを利用すれば、責任を持って簡単に生産スクラップを廃棄できます。場合によっては、他の製造業者の材料を含むスクラップを処理することもできます。
使用済み部品の回収は、環境保護に役立ち、業界にとってメリットがあるだけではなく、お客様にとっても大きなメリットがあります。お客様の部品が使用を終了したら、弊社で廃棄製品を回収し、お客様が運用を継続できるように新しい製品と交換して、古い材料をリサイクルします。特定の地域のパートナーおよびお客様の場合は、このプログラムによって弊社側およびパートナーとお客様側の両方で材料の循環型経済を生み出し、材料の廃棄にサードパーティを利用する必要性が低減されます。
弊社はお客様および販売業者と長年にわたる提携関係を築いており、お客様や販売業者のニーズを満たすカスタム回収プログラムを開発して、埋め立て処理されるプラスチック廃棄物の量を削減しています。リサイクルしてポートフォリオに戻す材料(UHMW-PEなど)の場合、この工程は早くも販売の段階から始まっています。製品のライフサイクルに廃棄を含め、廃棄物に関する心配事や特別な用途のニーズに対応するために、回収ソリューションおよび使用済みソリューションの開発に最初から取り組んでいます。
独立したマシニング加工および切削加工から収集されたスクラップおよび使用済み部品まで、回収の量、材料のタイプ、頻度に応じた独自のプログラムを開発します。これらのサービスはお客様の廃棄処理を簡略化するとともに、弊社では材料の循環型経済を生成するのに役立ちます。
生産スクラップおよび使用済み部品の回収プログラムによって、持続可能な製品の継続的なクローズドループを作成できます。弊社がリサイクル材料で作成する製品の多くは、UHMW-PEなどの物理的特性に関して、弊社ポートフォリオのバージンポリマーと遜色のない性能を持っています。リサイクルカーボンファイバー(rCF)などのその他の製品は、部品の使用終了後にリサイクルして、流通チャネルに何度でも戻すことができるため、弊社およびお客様は環境への影響を大幅に低減できます。
プラスチック廃棄材料をリサイクルする場合、その種類ごとに異なる処理が必要です。弊社では、UHMW-PE、PEEK、エンジニアリングポリマー、カーボンファイバー用の安定した社内リサイクルプログラムを構築するために必要なテクノロジーに多大の投資をしてきており、今後も投資を続ける予定です。
リサイクル材料の多くはまず、細かくすりつぶされます。これは場合によっては複数の段階を経て行われ、同じテクノロジーによって再加工することができない金属などの混入物質がないかを確認します。たとえば、UHMW-PEおよびPEEKのリサイクルは完全なスクラップまたは部品から始まり、材料とその特性に応じて、シュレッダー、グラニュレーター、押し出し機、粉砕機といった技術を用いて細断されます。弊社のリサイクルカーボンファイバーは、熱分解を使ったまったく異なる工程を経て処理されます。この工程によりカーボンファイバーが抽出され、その他の混入物質が取り除かれます。
リサイクルの最終段階は材料ごとに異なります。UHMW-PEは細かい粉末になり、PEEKはペレットになり、リサイクルカーボンファイバーは糸状になります。これらは、次の世代の製品に再加工されるときまでその状態のままで保管されます。
加工技術および形状は物理的特性に影響し、材料選定の大半は物理的特性によって決まります。そのため、弊社では材料開発能力を常に進化、向上させています。また、お客様と直接課題について話し合い、材料ソリューションを開発することが重要です。
炭素繊維の活用でカーボンフットプリントを削減
CarboNXTリサイクルカーボンファイバー製品は、熱分解工程で再生されたスクラップ材料から製造され、バージンカーボンファイバーと同等の強度と軽量さを持ちながら、排出量を減らし、循環性を高めます。
材料選定
現在ご使用の材料から切り替える場合でも、新たな応用法を開発する場合でも、弊社の先端エンジニアリングプラスチックおよび複合材の広範なポートフォリオの中から、お客様の性能、コンプライアンス、サプライチェーン、持続可能性のニーズを満たす最適な材料を選択できるようお手伝いします。
Statera™循環型ソリューション
弊社のStatera™製品を利用すれば、中断や妥協なしで持続可能なエンジニアリングに移行できます。弊社はお客様と連携するパートナーとして、カスタムソリューション、業界最先端材料のイノベーション、循環型エンジニアリングを実現するクローズドループのリサイクルおよび回収方法を提供します。